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Expressive E「Touche SE」レビュー

Touche SEってどんな使い心地だろう?買うメリットってあるかな?

知っている人は知っている、ちょっと気になる機材『Touche SE』についてレビューしていきたいと思います。

この記事に辿り着いたかたは恐らくTouche SEを購入しようか迷っている方だと思います。

買ったところで使い所はあるのか?とかコントローラーの使い心地などが気になっているのではないでしょうか?

その疑問にお答えしていきたいと思います。

Expressive E『Touche SE』の仕様 〜 初代Toucheとどうちがう?


そもそも『Touche SE』のSEってなんでしょうか? 初代Toucheとどう違うのでしょう?

違いをまとめると以下のようになります。

・SE=ソフトウェア エディションの略

・初代Toucheの違いは、

①MIDI In / Outの有無

②タッチボードが木(初代)かポリカーボネート(SE)か

この2つの差しかありません。

つまりTouche SEは「余計な機能や仕様を刷新して、より買いやすくした」 商品であるといえます。

初代より2万円以上も安くなっているので、特殊な事情(アナログシンセに直挿しして使いたい!とか)がなければSE一択になるかと思います。

結論:Expressive E『Touche SE』は買って損なし!でも注意点もあり!

『Touche SE』即戦力になること間違いなし!だけど…

結論からいうと『Touche SE』は買って損なしのコントローラー(&シンセ)だと思います。

まずUVI Workstationのシンセがでデフォルトでついてくるのですが、プリセットだけでもかなり使える音が入っています。

当然Touche専用にパラメーターがアサインされているので、立ち上げただけでコントロール可能です。

適当に弾いてTouche SEでコントロールするだけで、「有機的なオートメーション」が付与され、めちゃくちゃこだわった音のように鳴ってくれるってなかなかすごいことだと思います。


こちらはプリセットの音色だけで作ったトラック。

適当に音を選んでToucheでオートメーションを書いただけですが、かなり使えるサウンドだと言うことがわかるかと思います。

僕は同時にArcheシリーズとNoiseも買いましたが、こちらもかなり面白く実用的だと感じました。

だけど、注意点もいくつかあります。

『Touche SE』の注意点

『Touche SE』の注意点① マップがないインストゥルメントの設定がめんどくさい

コントローラーの宿命ですが、専用のマップがあるもの意外の設定はかなりめんどくさいです。

マッピングすること自体はさほど時間はかからないのですが、Touche SEでいい感じに鳴らすパラメータを見つけるのがかなり手間がかかると感じました。


「上部にカットオフを設定して…いやレゾナンスのほうがいいかな…」  なんていじるのは最初は楽しいですが、プリセット毎にアサインするのは実用的とは言えないです。


なのでToucheを使うなら、すでにマップが用意されているインストゥルメントのみを使うと割り切ったほうがいいと個人的には思いました。

『Touche SE』の注意点② 専用プラグイン「Lie」にインストゥルメントを読み込む必要があり、ちょっと不安定

Toucheには「Lie」という専用プラグインがついます。
Toucheを使用するときにはLie上にインストゥルメントを立ち上げる必要があるわけです。

僕の環境のせいもあると思うのですが、このLieにインストゥルメントを認識させる作業のときに非常に手間がかかりました。


一気に認識させようとすると途中で止まってしまったり、対応しているはずなのに認識しないインストゥルメントがあったり。

結果、いくつかのインストゥルメントは認識しないまま諦めてしまいました(U-He Divaなど)。


Lieで認識しないインストゥルメントではどうやってもToucheを使うことができない。  
でも肝心のLieに不安要素があるのはこの製品の弱点だなと感じました。

注意点をふまえても、Touche SEは十分に買う価値がある

ただ、それらの注意点に目をつぶっても十分買う価値はあると思います。

触ってみるとわかるのですが、Touche+リズム+ベースで成り立ってしまうくらいしっかりしたサウンドがならせます。

また、パーカッション感覚でシンセのリズムを刻めるのも直感的でおもしろい。

従来のシンセとは違った立ち位置で活躍してくれると思います。

Expressive E『Touche SE』はセールをやっているのか?

公式サイトなどでときどきセールをやっています。

サマーセールやブラックフライデー、年末セールは各メーカーがこぞってセールを打ち出すので、狙い目かもしれません。

 
  http://expressivee.com/

Expressive E『Touche SE』レビュー・まとめ

今回はTouche SEのレビューでした。

即戦力として十分つかえるシンセ&コントローラーですので、迷っているなら買って損なしだと思いますよ!

それでは!