機材・プラグイン

プロ作曲家が使っているおすすめプラグインを紹介-EQ編-

DTMer

プロが実際につかっているプラグインを知りたい!
どんなプラグインがおすすめなんだろう?

そんな疑問にお答えします。

✔本記事の内容
  1. プロの作曲家が実際につかっているプラグインを紹介
  2. おすすめプラグインのポイントを解説

僕は現在プロの作編曲家として仕事をしています。

日向坂46・Radiofish・神谷浩史・遊助などのアーティストに楽曲提供していたり、海外レーベルから楽曲をリリースした経験があります。

僕はDTMを始めた当初からプラグインが大好きで、
相当な数を買い漁ってきました。

今回はさまざまなプラグインを使ってきた経験をふまえて、
実際に仕事で使っているプラグインを厳選してレビューしていきたいと思います


では行ってみましょー!

プロ作曲家が使っているおすすめEQ5選

Fabfilter Pro-Q3

まず筆頭に上がるのはコレ!FabfilterのPro-Q3です。

トラックメイカー/エンジニア問わず大人気のプラグイン。

音はとってもクリアで素直、
「丸いサウンド」なんて言われたりもしますね。

特筆すべきはきわめて直感的な操作感。

このEQの登場以来、似たようなプラグインがたくさん出てきました。
でも未だにPro-Q3の操作感はアタマひとつ抜けていると思います。

  • カット/ブーストともに使いやすいカーブがすぐに呼び出せる。
  • 余計な情報(使ってないバンドのノブとか)が少ない
  • 負荷が軽い
  • 負荷が変えられる
  • ダイナミックEQがつかえる

僕は以前のバージョンPro-Q2から愛用しています。

ダイナミックEQはPro-Q3から使えるようになりましたが、
これが鬼のように便利。

イチオシのEQです。

bx_console SSLシリーズ

僕はSSL大好き野郎なので、このプラグインは大のお気に入りです。

一時期UADのものを使ってましたが、
インターフェースを変えて使えなくなってしまいWavesのもので代用していました。

しかし、Plugin AllianceからでているコレはUAD超えか?というくらい好みのサウンドでした。

SSLのコンソールはEQセクションが特徴的。
以下の4つのノブで構成されています。

  • HF(高音域)
  • HMF(中高域)
  • LMF(中低域)
  • LF(低域)



Wavesのものはハデに効きますが、Plugin Allianceはちょうどいい具合に効いてくれます。

SSLサウンドと聴いて個人的にイメージがわくのは、
クリス・ロード・アルジ(CLAという頭文字でおなじみ。Green DayMuseのエンジニア)のロックサウンド。

トラックに挿すと音がCLAさながらにバキッと前にでてきますよ。

僕はドラムによく使っています。

Waves API 550B

SSL大好き野郎と言いながらAPIも好きなワタクシ

「SSL」「API」「NEVE」は昔から大人気の3大メーカーでよく比較されています。

このAPI550Bは主にギターに使っています。

APIはアメリカの老舗メーカー。

シンプルな作りとハデな音は古き良きアメリカ(偏見かもしれないけど)って感じがします。
僕の中では陽気でパワフルで、古めなロックが大好きなサングラスかけてるアメリカ人ってイメージ()

API・SSL・NEVEはそれぞれ特徴的なサウンドがするので、
なれてくると使い分けができるようになりますよ。

Plugin Alliance maag EQ4

ポップないで立ちのイケてるヤツ。

なんといっても特徴は「AIR BAND」です。

高域~超高音域(2.5kHz40kHz)をブーストさせる
AIR BAND

ボーカルやアコギにこのAIR BANDを使うだけで、
なんとも言えないシルキーさをつけ加えることができる。

それ以外のノブは周波数が固定されているのですが、
全てのノブがかなりオイシイ利き方をしてくれます。

個人的にはブースト用の色付けEQとしての使用が多いです。

Plugin Alliance bx-digital V3

エンジニアさん御用達のマスタリング用EQ

M/S処理に優れていて、かゆいところに手が届く機能が満載です。

  • MidとSideを分けて直感的にEQする
  • ステレオ感をワンノブで拡げられる(Stereo Width)
  • 低域だけモノラルにできる(Mono maker)

今の印象を保ったまま、ほんのちょいハイ/ローを上げ下げしたい!
というときに便利な微調整のツマミもあります。

音もクリアで、絶対的な信頼感を持ったEQです。

プロ作曲家が使っているおすすめEQ〜まとめ

今回はEQ編ということで、普段使っているプラグインをまとめてみました。

長年いろいろなプラグインをつかってきて思うのは、
その製品の特徴をしっかり理解してあまり多すぎない数をつかうことが大事ということ。

みなさんのEQ選びの参考になればうれしいです。

それでは!